チームの発想

2002年から2003年にかけて、スタンフォード大、Learning Design Technology Programで修士号を取った後に、その時の体験を振り返りながら近況報告をかけて、学んだこと感じたことを共有するためにブログをはじめました。6年間休んだ後、再開です。:)

Friday, November 23, 2012

Thanksgiving 2012

今年のサンクスギビングの週は、アメリカに来てからの10年間を振り返り、そして新しいことを発想するための1週間でした。一ヶ月程前にのゆりさんが、「サンフランシスコに行こうと思ってるのだけど。。。」とメールを下さったので、「うちに泊まります?」と気軽に誘いました。これはアメリカでは普通のこと。

のゆりさんとは10年前に、私が留学準備中にMITを見学に訪れた際に偶然すれ違って、その時は「あっ日本人だ。。。」と思いつつ挨拶もせず。日本に帰国して、2ヶ月後、縁あって留学先選択のアドバイスを頂くことになり、渋谷で再開したのが2002年の3月。それでMITですれ違っていたことにお互い気付きました。スタンフォード大のLearning Design and Technology プログラムに進学し、卒業して、その後、時々近況報告をメールしていましたが、今回のようにじっくりお話したことはなかったように思います。あっと言う間に10年が過ぎ、この夏に私が北海道を旅行した際に、みらい大を初めて訪れたり、その際、私の翻訳本を使っている授業に偶然参加したりというご縁もありました。

今回、のゆりさんと4日間過ごして、アメリカに来て10年の経験、学びを書き留めなかったのは少し惜しかったと気付かされたので、ブログ再開します。

タイトルの「チームの発想」は、のゆりさんの案です。いろいろ考えると私の今のライフスタイルを上手く表しているように思えます。ユーザーリサーチャーとしての土台を気付いたAdobeの仕事で一番よい思い出はチームの仲間と共有した成功体験、そして現在働いているAutodeskもチームの雰囲気のよさが転職を決める決断になりました。そしてスタンフォードでの体験も、サンフランシスコのダンスコミュニティでの体験もしっくりきます。

サンクスギビングは、自分の生活、友人や家族、あらゆることを振り返り感謝する機会です。今回は、のゆりさんの訪問がきっかけとなり振り返ったこと考えたことは日本とアメリカの文化両方に渡り、友人宅の訪問で新しい出会いもあり、アメリカ10周年に相応しかったように感じます。

まずは、転職活動中に考えたことや、Adobeを去る前の最後の数日間のことや、新しい仕事を初めての3週間について書いていきます。

P.S. Adobeでの仕事で今でも一番の自信になっているのはPremiere Proに関わったこと。以下はユーザーが製品を使ってコメントをしているマーケティング用のビデオですが、これはユーザーの正直なコメント。編集はしているけれど準備された原稿を読んだものではありません。製品を使ったユーザーが"You made my life better."とか言うのを聞くと本当に鳥肌がたちます。ユーザーリサーチャーとしてこれこそ私の履歴書に添付したいと思う。もちろん、この背後には多くのエンジニア等、数えきれない人の仕事があるわけですが、自分の専門を活かし、チームの一員として貢献したことは誇りです。実際に成果が市場に現れるまで2年かかりましたが、そうしたeffortの第一歩を切り開いたのが我ら3人(私とデザイナー、私の上司)の仕事でした。
http://www.adobe.com/products/premiere.html#nerolimedia_split_pp-chilipeppers_708x398-1300.mp4


1 Comments:

  • At 1:30 AM, Blogger Unknown said…

    知華さま

    この4日間の話は、知華さんがアメリカで、世界で一番クールでホットなベイエリアでの10年間の経験をお聞きする、すばらしい機会となりました。ありがとう。私だけが聞くのはもったいない、みんなとシェアしたいと強く思いました。
    ブログ再開、うれしいです。
    順番やトピックなど、あまり気にせず、思いついたことを、思い出したことを書いてくださいね。私だけでなく、知華さんの友人たちも、そして私たちに続く若い人たちも待っています!

    #いま成田から移動し、ホテルにチェックインしたところで、ドンと、地震が起きました。特に大きな被害はなさそうです。知華さんも私も地震の多い地域にいますね。お互いに日頃の備えを忘れずに。

    のゆり

     

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