チームの発想

2002年から2003年にかけて、スタンフォード大、Learning Design Technology Programで修士号を取った後に、その時の体験を振り返りながら近況報告をかけて、学んだこと感じたことを共有するためにブログをはじめました。6年間休んだ後、再開です。:)

Tuesday, November 01, 2005

コミュニケーションとは何か?

LDTで勉強を始めてから、コミュニケーションとは何か?と折にふれて考えるようになりました。

ある本によると、全てのコミュニケーションは質問のキャッチボールであるといったようなことが言われたり、また別の本では全てのコミュニケーションはPersuasionであると言われたりします。それぞれの研究者の分野、立場によって注目している点が異なるということで、どの意見にも私は納得です。

先日、マーケティングのコンサルティングをする方が、セールス、マーケティングコミュニケーションという場面で、消費者にメッセージを伝えること、つまりコミュニケーションを成立させるために必要な要素は以下の3つであると言っていました。




  • 聞き手が知りたいと望んでいる内容であり、話を聞こうという姿勢にあること
  • 内容が聞き手にとって理解できるものであること
  • 聞き手がそれを信じたいと思えること

これは相手を説得するあらゆる場面にあてはまる基本的なポイントです。セールスに限らず、レクチャーをするときなどでも同じことが言えます。

日本語でも英語でも言語によらず、人は無意識のうちに相手に「そうだよね」と同意を得るために話している場合がよくあります。それは言葉遣いにも現れてきます。それが全てのコミュニケーションは説得だという意見に私が納得した理由です。

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